「親密な関係」を心地よく感じるためのワークショップ(後編)
「親密な関係」は、私たちにとってとても重要な人間関係を維持する上での基本的な心理的ニーズです。私たちは生まれた瞬間から安心やつながりを感じられる特別な時間を経験し、大人になり、愛する人と親密さを構築し、お互いに自分の弱さや感情を共有し合いながら信頼を築いていきたいと願っています。ところが、この「親密な関係」を築いていくことに悩み苦しみ、苦労している人が多くいます。そして時には、親密さの欠如が孤独感や孤立感、不安感を生み出し、健康をも蝕みます。
前編では、「親密な関係」において、心の境界線(バウンダリー)を越えてこられるところからさまざまな間主観的関係の構築が困難になりやすくなることを学んできました。そして、間主観性のカギは、「安全な関係の中で、共に意味を作る経験」を行うことで、修復可能なことも学んできました。そして、最後の会では、「回復とは自己の体験の組織化である」ことにも触れてきました。そこで、後編では、「親密な関係」を他者と築くために最も必要な「自分についての信念」をどのように築いていくかをテーマに、主にトラウマ体験の視点からご一緒に考えていきたいと思います。
ワークショップの開催地と参加費用について
開催地:くずは心理教育センター (〒573-1105 大阪府枚方市南楠葉1-26-5クリスタルパレス中西ビル内)
参加費用:各回3090円
参加をご希望の方は、こちらよりお申込みください。
参加対象の方、お申し込み方法について
現在くずは心理教育センターをご利用中の皆様で、親・兄弟姉妹・パートナー・友人関係など「親密な関係」において、悩み苦しんでおられる方々にぜひ参加していただきたいプログラムです。男女問いません。全5回の講座ですが、1回ごとのお申し込みが必要です。どの会に参加されても大丈夫です。ご参加をお待ちしています。
参加をご希望の方は、こちらよりお申込みください。
開催日毎のワークショップの予定テーマ
現在日本心理教育センターをご利用中の皆様で、親・兄弟姉妹・夫やパートナー・友人関係など「親密な関係」において、悩み苦しんでおられる女性の方々にぜひ参加していただきたいプログラムです。6回連続講座ですが、どの会に参加されても大丈夫です。
- 第1回目 トラウマ・インフォームドケア入門 (2025年11月22日開催)
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一人一人の人間の行動や反応の背景に“トラウマ体験があるかもしれない”という前提に立って支援していく考え方や姿勢です。トラウマ体験のある人はしばしば「他者と心を共有する感覚(=間主観性)を失います。その間主観的世界を再び取り戻すプロセスをご一緒に考え合います。
- 第2回目 心的外傷後ストレス症(PTSD)とは? (2025年12月27日開催)
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侵入症状、持続的回避、認知と気分の陰性変化、覚醒度と反応性の著しい変化に加えて、苦痛と機能障害が現れてくる状態について説明します。
さらに、エビデンスに基づく、PTSDの治療法として国際ガイドライン等で推奨される代表的なトラウマ焦点化療法を紹介いたします。
持続エクスポージャー療法(PE)
認知療法(認知処理療法(CPT)など)
EMDR(眼球運動による脱感作と再処理療法) - 第3回目 「親密さのテーマ」における「自分についての信念」とは?(CPTより) (2026年1月24日開催)
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心身ともに安定させる重要な機能のひとつに、自分をなだめて落ち着かせる能力があります。この“自分への親密さ“は、孤独感や空虚感を感じることなく一人でいる能力です。自分の対処能力をどう捉えているかによって、トラウマが起こった後の行動が変わります。
- 第4回目 「親密さのテーマ」における「他者についての信念」とは?(CPTより) (2026年2月28日開催予定)
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親密さ、つながり、親しみを求める気持ちは、人間にとって最も基本的な要求です。しかし、人と親密につながる能力は壊れやすい物です。他の人からの無関心、傷つけるような態度、共感的でない反応にとって簡単に傷つき、壊れてしまいます。
- 第5回目 レジリエンスとは? (2026年3月28日開催予定)
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レジリエンスとは、「心の回復力」です。「大変なことから立ち直る力」でもあります。レジリエンスとは、失敗や困難、ストレスに直面しても、それに適応し、再び立ち上がって前向きに進む力を指します。どのようにレジリエンスを高めていけるか、ご一緒に考え合いましょう。お子様のいらっしゃる方々にもお勧めします。
